自然の恵みをいっぱい受けた野菜たち | 京都タウンストーリー | 【公式】 ジ・アーバネックス京都シリーズ

自然の恵みをいっぱい受けた野菜たち

日本の伝統野菜として不動の人気を誇る「京野菜」。ブランド力はさることながら、日本の食文化の源流として、我々の食生活を常に支えてきました。
近年、科学の進歩によって年中食べられるようになった農作物の中にあって、その季節にしか味わえない「季節感」も京野菜の魅力のひとつ。
春には京たけのこや花菜。夏には加茂茄子や鹿ケ谷かぼちゃ、秋には丹波松茸、冬には九条ねぎや聖護院だいこんなど、季節ごとに魅力的な野菜たちが旬の味を届けてくれます。
また、京野菜以外にも京都の野菜はおいしいものが盛りだくさん。おいしい野菜がいつでも気軽に食べられる京都の魅力をご紹介します。

京野菜とは?

京都は長く日本の中心にあったことから、全国のさまざまな野菜が持ち込まれ、豊富な地下水と鴨川の良質の水、豊かな土地に穏やかな風によって多様な品種に変化し、高品質の野菜として愛されてきました。その中、明治以前から京都府内で生産されていた41品種を「京の伝統野菜」として選定し、「京野菜」という名のもと、保存育成が行われています。京野菜は、市場向けに品種改良をしていないため、季節は限定され、外見も変わった形のものが多いですが、とっても豊富な栄養価を含んでおり、いまや日本を代表するブランド野菜となっています。

聖護院だいこん

大きくて丸い形と、ほんのり甘く、長時間煮ても身が崩れない聖護院だいこんは、江戸時代後期に、京都聖護院の東、金戒光明寺に普通の長大根が奉納されたものを近所の農家が育てたのが最初。11月から2月に旬を迎える冬の煮物料理の定番野菜です。

九条ねぎ

300年前から京都・九条で栽培されていたことからこの名が付けられました。青ネギのなかでももっとも細く、緑の葉の部分は柔らかくほのかな甘みを含んでいます。旬は秋から冬にかけてですが、年間を通して栽培されています。

賀茂なす

「なすの女王」とも呼ばれる京の逸品で、ぼってりとボリュームのある丸い形と、つやつやと光る深い紫色が特徴。肉質が緻密で、煮崩れしないのでさまざまな料理で使用されています。5月中旬から8月中旬にかけて最盛期を迎える京野菜の代表格です。

万願寺とうがらし

肉厚でボリュームタップリのとうがらしで、とても大きいのに、柔らかく、ピーマンのような甘さと特有の風味があり、旬の初夏から夏にかけては居酒屋などでもかならず見かける、お酒にぴったりの野菜です。

生産者インタビュー「京都の美味しい野菜で健康に」

天土オルガニカ 市原 正隆さん

京都市内のイメージを聞くと、観光地を思い浮かべる人が大半ですが、実は京都市には広大な自然がいっぱいで、特に京都市の区で最大の右京区は、北部が丹波高原に当たり、大自然と人々の営みが共存した里山として美しい景観を残しています。そんな自然豊かな場所で農業を行う天土オルガニカの市原さんに、野菜作りへの思いと京都の魅力をお聞きしました。

家族に美味しい野菜を食べさせたい

大阪で生まれ、大学進学を期に京都に来た市原さん。
「毎日京都に通ううちに京都が大好きになり、卒業後も京都で服屋さんをはじめました。その頃は上賀茂に住んでいたのですが、結婚して家庭を持った時に、家族が食べる野菜だけでも自分で作れないかな? と考えるようになり、農業に適した土地を求めて京北にやってきました」。
その頃は、京都市内のお店に毎日通いながら、野菜作りをしていたそうで、夜中に自宅に戻っては畑に行き、水やりをするような生活を繰り返していたのだとか。「野菜作りを初めてすぐに、農業の難しさや、奥深さを感じ、いつかは一生の仕事にしたいと思うようになり、三年目にお店をしめて専業農家となりました。」

季節ごとに色々な野菜を

専業農家とえども、あくまで根底にあるのは“ 家族においしい野菜を食べさせたい”ということ。だから種類をしぼって売れる野菜を作るのではなく、少量ずつ、たくさんの種類の野菜をつくっているのだとか。「天土オルガニカには二カ所の農園があり、京野菜である聖護院かぶや万願寺とうがらしの他、茄子やピーマン、ズッキーニ、かぼちゃなどたくさんの野菜を育てています。旬ごとに美味しくて体にいい野菜をみなさんに味わってもらいたいですね」

体に入るものだからこそ、体にいいものを育てたい

農業には自然農や自然栽培、有機栽培などいろんな技術がありますが、どれも一長一短。だからこそ色々と試行錯誤を繰り返しながら、自分なりの農法を見つけて来たという市原さん。「僕は肥料の力で野菜を育てるのではなく、土の中にある微生物などを活性化させていく農法で野菜を育てています。豊かな京都の土が本来持っている力を出す為に、地元の製材所で出た木屑と、田んぼから出た籾殻とぬかの三種類だけで土を作ることで、土を活性化させ、体も活性化できる野菜を目指しています」。豊富な自然がある京都だからこそ味わえる市原さんの野菜たち。京都市内で食べることができるのでぜひ一度ご賞味あれ。

市原さんのおすすめの京都

京都で一番好きな場所は鴨川。
休日に鴨川でちょっと散歩をしたり春には桜を楽しんだり。水辺で遊ぶ子供たちをみるだけでも癒される場所ですね。
畑の前を流れる上桂川が桂川になり、鴨川へ流れています。そういう意味でも大切にしたい風景ですね。

天土オルガニカの野菜が味わえるお店

天土オルガニカの野菜の他、京都の美味しい野菜が食べられるお店をご紹介します。
※ 季節により出荷のない場合もあります

串揚げ 万年青

京都西陣で無農薬低農薬野菜を中心に安心安全な旬の食材を串揚げにして提供する『万年青(おもと)』。食材はできる限り顔の見える生産者から仕入れる徹底ぶりで、野菜はもちろんの事、素材から塩、器に至るまで拘り抜かれています。

京都府京都市上京区筋違橋町554-2
TEL:075-411-4439
営業時間:ランチ:不定期
ディナー:17:00〜21:30(入店)
●全席予約可
http://omoto2013.com/

手織り寿司AWOMB

「織る」とは「いろいろなものを組み合わせて作り上げる」という意味を持ち、その名の通り、美しい食材を自ら選び手織りする手巻き寿司の専門店。店内は町家をリノベーションしたモダンな作りで、特に女性客に大人気。野菜を中心としたこだわりの食材たちをぜひご賞味あれ。

中京区姥柳町189番地
TEL 075-204-5543
営業時間:ランチ12:00〜15:00
ディナー:18:00-20:00 (last order)
http://www.awomb.com/

菜食庵パドマ

京都の自然農、有機、無農薬の元気な地野菜と、乾物、玄米、穀物などをふんだんに使用した精進ごはんのお店。すべての料理に動物性のものは使わず、本当にからだにいいものをだけ提供しています。

京都市左京区吉田牛ノ宮25-12
TEL:075-708-7707
営業時間:月・火・水・金・土曜日 ランチ11:30~14:30
金・土曜日のみディナー営業あり(18:00~21:30)
http://padmazenfood.com/

インド食堂タルカ

日本人シェフが作る南インド料理の専門店。天土オルガニカの野菜をはじめ、地元の野菜を使った菜食カレーから、チキンやマトンなどの本格的な南インドの味まで楽しめる、行列必至の人気店です。

京都市中京区押小路通高倉西入左京町138 パインオーククリビア1F
TEL:075-212-8872
営業時間:ランチ:12:00~15:00(L.O.14:30)
ディナー:18:00~22:30(L.O.22:00)
定休日:火曜日